半年のアルバイトのはずが気がついたら嘱託社員に

不景気の中でも活況なフード業界

半年のアルバイトのはずが気がついたら嘱託社員に ある求人情報サービスの調査によると、2012年12月のアルバイトの全国平均時給は976円だったそうだが、これは前月比で8円の増加、前年同月比では3円の減少となるらしい。
エリア別に見ると、関東エリアが1,022円と最も高く、次いで東海エリアの989円、関西エリアの967円、九州エリアの849円、北海道エリアの848円という順である。
職種別で言うと、フード系、事務系、運輸職系が対前年比プラスを続けている。
中でもフード系は12カ月連続で対前年比プラスを続けているのだが、その理由として、外食・小売の出店ラッシュや、首都圏での大型商業施設の相次ぐオープンで慢性的な人手不足になっていることなどが挙げられる。
また、事務系や運輸職系の時給が上昇傾向にあるのは、活況を呈しているEコマース業界の影響で、商品配送やコールセンターなどでの採用が増えたせいであると考えられている。
これらの時給高騰が続いている職種は、エリア別に見ると地域性などにより多少の誤差はあるものの、全国的に見れば、やはりフード系では居酒屋やファストフード店、事務系ではコールセンターやデータ入力、運輸職系では配送・ドライバー・引越スタッフなどが上位を占めており、確かに時代を反映している結果と言えると思う。
特に私個人もよくネットショッピングを利用するので、Eコマース業界の発展のめざましさについては実感している。
実際にアルバイト求人を見ても、ネットショップのウェブサイトの企画・運営・更新、電話受付、商品管理、事務といった募集が以前と比べて非常に多くなり、それと同時に、物流センターでの入荷検品・ピッキング・出荷作業の募集も増えてきているのが分かる。
また、景気が決して良いとは言えない状況であるにもかかわらずフード系の採用ニーズが増えているのは、大型連休等で店が混み合う時期だけ短期や単発でのアルバイト募集をすることが多くあるということも理由の一つかもしれない。
掃除、残飯や生ゴミの処理、食材の運搬・整理、食器洗いなどは言わば家事の延長のようなものなので、やり方さえ教えてもらえればその日から誰でもできるし、フード系バイト経験者であれば応用がきくので、初日からレジやホールを任されるということも珍しくない。
しかも、1日だけのバイトでも交通費を支給してくれる店もある。
特に首都圏では求人募集をしている店が多いので、短期・単発のアルバイトには、このように気軽に応募できるフード系がおすすめである。

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